非ジャニオタだった私もハマった「タイプロ」の魅力。アイドルが飽和する今、彼らが見せた令和アイドルの“生き様” (2/4ページ)

マイナビウーマン

しかし視聴者にもその覚悟と誇りが伝わり、オーディション前のような不満の投稿は少なくなっていきます。そしてこの「プロ目線」こそが、新規のファンを惹きつける大きな要因にもなっていたように感じます。

メンバーの口からは何度も、timeleszを応援し続けてきたファンへの想いや、アイドルとして育ててきてくれた会社への想いが語られます。オーディションの中盤では、ジャニーズの伝統でもある衣装を参加者に用意するシーンも。メンバーたち自身が憧れの先輩の衣装を身につけた時の思いも語り、衣装につけられた古びたネームタグが、その歴史の深さを感じさせていました。

今でこそ大きく成長した推し活市場ですが、ここまで深い歴史を持つ会社は、間違いなく旧ジャニーズのみ。オタク心をくすぐる「深掘りのしがい」をチラ見せされて、衣装や仲のいいグループ同士を検索してしまった人もいるはずです。

オーディションの合間には、SUPER EIGHT・大倉忠義さんや木村拓哉さん、堂本光一さんなど、大先輩たちが顔を出すシーンもありました。その時見せたメンバーたちの緊張感のある面持ちや、参加者たちに挨拶を促す様子。芸能界という縦社会の厳格さも垣間見えました。

ジャニーズという歴史を見せることは、芸能界という厳しい世界を見せることにも繋がります。参加者だけでなく視聴者も、旧ジャニーズから育ったグループの「格の違い」を感じることになるのです。

■泥臭すぎるスポ魂シーンで選考を涙の渦に包む

こうして絞られていった参加者は、メンバーからの厳しい指摘も相まって“有象無象”にも見えてしまった序盤落ち参加者と比べると、かなりの粒揃いに。タイプロのもう一つの肝は、ダンスや歌唱力といったアイドルスキルを度外視してオーディションが進んだ点です。

通常のオーディション番組では、スキルこそが一番の評価点となり、より光る才能を魅せたメンバーが残りがちですが、タイプロではメンバーそれぞれが「スキルより大切なものがある」と発言。グループの歴史やアイドルとしての強調性など、グループ加入オーディションならではの視点も重要視されました。

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