約1000年受け継がれる日本刀の世界!特別展「-全日本刀匠会50周年記念-日本刀1000年の軌跡」開催 (5/5ページ)
刀 銘 宮入小左衛門行平
令和4年(2022) 個人蔵
宮入小左衛門行平(こざえもんゆきひら)(1957~)は、昭和38年(1963)に人間国宝に認定された宮入行平(ゆきひら)(1913~1977)を父に持つ刀匠。長野県坂城町に鍛錬場を構え、作刀活動を行うとともに、すぐれた弟子を数多く輩出しています。月山一門も宮入一門も、先代の技術を後進に伝えることの繰り返しで刀剣製作が続いていることを体現しており、ともに日本刀1000年の歴史の一端を担っています。
この作品は覇気のある地、刃、不動明王の彫りで構成されています。大きな鋒を伴う力強い刀姿にゆったりとたゆたうような刃文を焼き、姿、地・刃のすべてから強靭な信念を感じられる作で、還暦を過ぎてなお作刀に意欲的な姿を、若い門人たちに示しています。
1000年もの間日本刀の製作が続いてきたのは、常にその時代に活躍していた刀匠が存在したからにほかなりません。現在の国宝・重要文化財も作られた当初は新作刀であったように、今まさに作り続けられている新作刀のなかにも未来の国宝・重要文化財となる作品があるかもしれません。
特別展「-全日本刀匠会50周年記念-日本刀1000年の軌跡」は、2025年4月4日(金)〜5月26日(月)の期間、大阪府・大阪歴史博物館で開催されます。
特別展「-全日本刀匠会50周年記念-日本刀1000年の軌跡」
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