約1000年受け継がれる日本刀の世界!特別展「-全日本刀匠会50周年記念-日本刀1000年の軌跡」開催 (2/5ページ)
壺井八幡宮は羽曳野市にある河内源氏ゆかりの神社です。本作は江戸時代の『河内名所図会』の壺井八幡宮の項に「天光丸太刀」として紹介され、同じ鉄で制作した「鬼切丸(おにきりまる)」という名の太刀と雌雄を構成していたと記されています。
重要文化財 刀 銘 井上真改/(菊紋)延宝二二年八月日
※画像提供:東京文化財研究所
延宝4年(1676) 個人蔵
井上真改(しんかい)は、江戸時代中期を代表する大坂の名工で、その出来の良さと作風から、鎌倉時代末~南北朝時代に活躍した名工、正宗になぞらえ、「大坂正宗」と称えられています。
この作品は均整のとれた刀姿で、精美な地鉄に鉄の粗い粒子(沸(にえ))が輝き、茎(なかご)(柄の部分)には美しい書体で銘が彫られていて、きわめて完成度の高い作品です。真改の代表作として知られていますが、今回は20数年ぶりの一般公開となります。