人々の切実な願望を祈願した象徴「陰陽石」とは?奈良・水谷神社の「子授石」についての考察【前編】 (2/5ページ)

Japaaan

奈良・明日香村にある謎の石造物!その名も「マラ石」とは?正体不明の陽石のことを考えた

明日香村の「マラ石」(撮影:高野晃彰)

現在のコンプライアンスにかかればセクハラまがいで、刑法ではわいせつ物陳列罪にもなりそうなリアルなモノが多い「陰陽石」。では、このような石は何の目的があって置かれているのでしょうか。

その理由としては様々な説が唱えられていますが、代表的な説は以下の通りです。

農作物などの「生産」を司る神の象徴として、信仰の対象となった。 邪気や病気などの侵入を防ぐ「呪術的」な要素で、村境などに置かれた。 「安産・子育て」「縁結び」の神として信仰されたなどなど……。

どうでしょう、どれもみな人々の生活と密接し、その切実な願望を祈願した信仰の現われなのです。

だからでしょうか、陰陽石を眺めているとどこか懐かしく、気持ちが温かくなってくるのも、その多くが「大らかな気持ち」で古来より信仰の対象として祀られていたからでしょう。

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