「おさらばえ」二人をつなぐ夢の先には…【大河べらぼう】3月9日放送の解説&振り返り (3/7ページ)
のぞいて見たい?吉原遊女の舞台裏を描いた最高級の錦絵本『青楼美人合姿鏡』とは【大河べらぼう】
その内容は吉原遊女たちの日常。吉原者にしか描けない内幕を垣間見せることで読書の興味を惹きつける趣向となっています。
一方で遊女たちにとっては、のんびりと日常を楽しむ自分たちの姿を見ることで、辛い日々の慰めになったのかも知れませんね。
性格によっては「こんなの絵空事。実際の吉原遊廓は辛いことばかりだ」と反感を覚える人もいるでしょうが……。
吉原遊廓をみんなが憧れる場所にしたい。そんな二人をつなぐ唯一の絆を形にした作品とする脚本に、愛情と敬意が感じられました。
なお『青楼美人姿合鏡』には遊女たちの詠んだ歌も収録されており、瀬川はこんな俳句を詠んでいます。
うくいす(ウグイス)や 寝ぬ眼を覚す 朝朗(あさぼらけ) 瀬川
一晩寝ずにいて眠いけど、ウグイスの鳴き声で目が覚めた朝。何気ない遊女暮らしの一幕を描いているのか、それとも何かの隠喩なのでしょうか。
