「おさらばえ」二人をつなぐ夢の先には…【大河べらぼう】3月9日放送の解説&振り返り (1/7ページ)
瀬川(小芝風花)に対する20年越しの想い実らず、落ち込む蔦屋重三郎(横浜流星)。
しかし落ち込んでばかりもいられません。江戸市中の本屋連中を敵に回し、苦境に陥っている吉原遊郭を何とか盛り返さねばならないのです。
次なる美人画集を企画する蔦重は、吉原を去っていく瀬川への餞(はなむけ)として『青楼美人合姿鏡(せいろうびじんあわせすがたかがみ)』を世に送り出しました。
そこに描かれるのは、のんびりと日常を楽しむ遊女たちの姿。最初で最後となる自分らしい絵姿に、瀬川は思わず涙ぐみます。
最後となる花魁道中。大門で腕組みしながら待ち受ける蔦重。瀬川の無表情が笑顔に変わり、二人がすれ違っていく瞬間は、切なくも清々しいものでした。
どこまでも近づきながら離れていく夢の先には、瀬川を身請けした鳥山検校(市原隼人)。二人の絆を肌で感じ取り、不穏な視線を向けています。
いっぽう千代田のお城(江戸城≒幕府)では田安賢丸(寺田心)が将軍家に田安の「種」をまき、田沼一派を駆逐する一手を打ちました。久しぶりの政治パートでしたね。