吉原遊女の日常光景が眼に浮かぶ…『青楼美人合姿鏡』に詠まれた遊女たちの俳句を紹介【大河ドラマべらぼう】 (3/4ページ)
三味線尓(に) さひしさ(寂しさ)志らぬ(知らぬ) 砧(きぬた)可奈(かな)
※秋の部・江可ハ(えがわ。江川か)
【句意】三味線で砧の曲を謡っていると、寂しさ知らずで(忘れて)いられる。
砧とは藁(ワラ)を打って柔らかくする木槌のような道具です。
よく昔話で農家の妻が砧で藁を打つ描写が出てきますが、あれは夫のいない寂しさを紛らわせる仕草なのだとか。
また三味線の謡に砧物というジャンルがあり、それにかけているのかも知れません。
むらさ記(紫)の 筑波(つくば)も向し(同じ?) けさの雪
※冬の部・禾■機(~き?)
【句意】今朝の雪は、紫峰と呼ばれる筑波山と同じくらい美しい。
崩し字が読み切れませんでした。ごめんなさい。それはそうと、彼女は筑波の出身だったのでしょうか。
朝夕の日差しに山肌の色を変え、その美しさから紫峰(しほう)と称えられる筑波山を思い出しながら詠んだのかも知れませんね。