江戸時代の出版文化に着目!近世文学を中心に版本の数々を紹介する特別展「書物がひらく泰平-江戸時代の出版文化-」 (2/5ページ)
特別展「書物がひらく泰平-江戸時代の出版文化-」見どころ
はじめに-写本と版本-
日本書紀(写本)
日本書紀(版本)
日本書紀(写本)
日本書紀(版本)
江戸時代以前の古い書物(古典籍などと総称)は、基本的に「写本」と「版本(「刊本」ともいう)」の2種類に大別することができます。「写本」は手書きで写された書物のことで、対して「版本」は印刷された書物のこと。「はじめに」では、当館所蔵の『日本書紀』の「写本」と「版本」を実際に比較して紹介。
第1章 出版の黎明中世の日本においては、出版は主に寺院を中心に行われました。しかし安土桃山時代末期から江戸時代初期になると、活字技術の伝来と時を同じくして、為政者たちが政治的な意図を持って出版を行うようになります。彼らの関心は政治・経済・兵法・道徳といったものが中心で、主に漢籍が印刷されることに繋がりました。そしてやがて、印刷の対象は日本の古典文学などに幅を広げていきます。本章では、商業出版が栄える以前、いわば黎明期といえる時代の書物が紹介されます。