江戸時代の出版文化に着目!近世文学を中心に版本の数々を紹介する特別展「書物がひらく泰平-江戸時代の出版文化-」 (4/5ページ)
挿絵を眺めるよりも読むことに重点を置いたことからこの名前がありますが、印刷技術の発展によって、より緻密でより複雑な挿絵を挟むことが可能になり、本屋や書き手たちはこぞって人気絵師たちを起用するようになります。本章では、超絶技巧によって印刷された「読本」の挿絵の数々を紹介。
おわりに-近代活版印刷の時代へ-木版による「整版」印刷が主流であった江戸時代ですが、後期には西洋から銅板印刷の技術が紹介され、細密な挿絵などに利用されるようになります。さらに幕末になると、ドイツのグーテンベルク(?~1468)が確立した金属活字による印刷技術が改めて取り入れられます。
明治2年(1869)になると、もとはオランダ通詞(つうじ)だった本木昌造(1824~1875)が長崎製鉄所内に活版伝習所を設立して金属活字による活版印刷を開始します。こうして、活版印刷が明治初頭の日本に浸透していきました。
「おわりに」では、明治初期に出版された銅板印刷・活版印刷を用いた書物と、本展の最初にご紹介した『日本書紀』の明治版が紹介されます。
なお、企画担当者が見どころを紹介する、展示会をより深く理解できる展示解説会も開催されます。
展示解説会 概要 日時:3月28日(金)、4月16日(水)、5月7日(水) いずれも午後2時00分~(40分程度) 会場:国立公文書館東京本館4階会議室 参加費無料・事前申込制 参加人数:40名(先着順) 募集方法:受付用フォームまたはメールにより、参加受付を行います。受付期間・受付方法は国立公文書館HP、SNSをご覧ください。