西郷隆盛が説いた、現代でも通用するリーダーの心得『西郷南洲翁遺訓』の現代語訳&用語解説 (2/4ページ)

Japaaan

故に何程(いかほど)国家に勤労有る共(とも)、其職に任へぬ人を官職を以て賞するは善からぬことの第一也。官は其人を選びて之(これ)を授け、功有る者には俸禄(ほうろく)を以て賞し、之(これ)を愛し置くものぞと申さるゝ(もうさるる)に付、然らば尚書(しょうしょ)〇書経(しょきょう) 仲虺(ちゅうき)之こう(言+告)に「徳懋(さか)んなるは官を懋んにし、功懋んなるは 賞を懋んにする」と之有り、徳と官を相配し、功と賞を相対するは此の義にて候(そうらい)しやと請問(せいもん)せしに、翁(おきな)欣然(きんぜん)として、其通りぞと申されき。

※『西郷南洲翁遺訓』より

……西郷さんらしいと言うより、昔の人たちは実に教養深い言葉遣いをしていたのですね。

音読するだけでも恐れ入ってしまいそうですが、ここで怯まず現代語に訳して行きましょう。

『西郷南洲翁遺訓』現代語訳

西郷隆盛。二代目長谷川貞信筆(画像:Wikipedia)

※わかりやすさ重視のため、直訳ではありません。また訳は一通りでないため、ここで解説した他にもパターンがあります。

政治とは、天のご意志を実現することである。だからわずかであっても私利私欲を挟み込んではならない。

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