松田元太パワー全開! 人見は現代社会に現れた“ピーター・パン”?【人事の人見#2】 (1/3ページ)
※本コラムは『人事の人見』第2話までのネタバレを含みます。
■“改革”の裏には、新たな悩みが生まれる
『人事の人見』第2話のテーマになったのは、“サービス残業”。
「日の出鉛筆の社員のなかに、隠れ残業をしている人がいる」と労働基準監督署(=労基)に匿名で通報があったため、人事部は大騒ぎ。商品企画部の企画チームリーダー・植木(珠城りょう)が記録をつけずに残業しているという噂を聞きつけた人見(松田元太)と真野(前田敦子)は、彼女に会いに行くことになりました。
てっきり、植木は上司に無理やりサービス残業をさせられているものだと思っていましたが、彼女は日の出鉛筆の看板商品であるボールペン『シルキーボール』リニューアル案の社内コンペを控えているため、自らの意思で残業をしていたんですよね。
これは、また面倒なことになってしまった! 無理やりさせられているんだとしたら、人見や真野が上司に掛け合えばいい。でも、何とかしてコンペを勝ち取りたいと思っている植木は、「誰にも強制されてないし、残業代とかも気にしてないし、見逃してください」と言ってくる。
その後、人事部宛に「これからは健全な働き方を心がけて参ります」とメールを送ってきたから、「改心したのかな?」と思ったのに……! なんと彼女は、隠れ残業をしていました。
人見は、「仕事熱心じゃないですか」と言うけれど、今の時代こういうことを許していたら、会社が叩かれちゃうんですよね。働き方改革により、みんなが無理せず働けるようになった。でも、植木みたいに働きたい! と思っている人からしたら苦痛でしかないのかも。『人事の人見』ってフランクに見えるけれど、意外と改革の“裏”を突いていると思いませんか?
例えば、第1話では、パワハラにならないように……と上司が気を遣いすぎた結果、部下の不満が溜まっていきました。これは、いわゆるホワイトハラスメントというもの。今回の植木の件も、ある意味でホワイトハラスメントの一種と言えるのかもしれません。頑張りたいのに頑張れないのって、しんどい。