「紐」は恋愛の象徴!日本古来から恋愛の機微の表現に使われた「紐」というコトバの美しさ (1/2ページ)
みなさんは、「和歌」がお好きですか?学生時代に百人一首を覚えたという方、和歌が多く登場する古典文学が好きという方、和歌にはあまり馴染みがないという方など、さまざまだと思います。
三十一文字という、決して多くない文字数のなかで、人々は自分の想いを表現しています。そこで、今回の記事では、そんな和歌の中から、「紐」という表現に注目していくつご紹介していきたいと思います。
ただ単に何かを結んでおくものとしての「紐」ではない、象徴的な意味合いが込められていました……!
昔の日本では「紐」が恋愛の象徴だった!?今を生きる私たちが「紐(ひも)」と聞いても、なかなか「恋愛」という言葉とはイメージが結びつきませんよね。しかし、和歌が多く読まれた奈良時代や平安時代においては、恋愛の機微を表す表現として、よく「紐」という言葉が使われていました。
以下、「紐」という言葉が登場する和歌をいくつか紹介しながら、その意味を探っていきたいと思います。
『万葉集』に登場する「紐」と「恋結び」奈良時代に成立した『万葉集』の巻12の2854番の歌に
白たへのわが紐の緒の絶えぬ間に恋結びせむ 会はむ日までに
というものがあります。

