『べらぼう』で誰袖(福原遥)が持っている”ゴリ押し遺言書”の内容&実在の誰袖が詠んだ恋の狂歌を紹介! (2/5ページ)
誰袖「出来んした」
蔦重「じゃあ、誰袖花魁」
狂歌よみ 蔦の兄さん 儲かれば
わっちの身請けも 近づきんす
※誰袖
【歌意】狂歌が流行って蔦重が儲かれば、私を身請けしてくれる日が近づきますね。
蔦重に誰袖(福原遥)を身請けするつもりはなく「そりゃ、歌じゃねぇな」とバッサリでした。
しかし二代目•大文字屋市兵衛(伊藤淳史。先代と同一演者)が誰袖に助け舟を出してあげます。
誰が袖の からまる蔦や 商ひの
伸びる葉末に 黄金花咲く※二代目大文字屋市兵衛
【歌意】その蔦は、誰の袖に絡まるのでしょうか。商いの葉が生い茂り、やがては黄金の花が咲き誇ることでしょう。
誰の袖も何も、誰袖花魁を指しているに決まっていますが、ほのめかしつつハッキリは言わない辺りに奥床しさが感じられます。
市兵衛「どうだい?」
誰袖と呼吸ピッタリにドヤ顔を蔦重に向ける様子が、愛らしいやら憎らしいやら。
蔦重「……お上手ですけど、叱らなくていいんですか?」
吉原者と遊女が関係を持つのは御法度(ルール。ここでは厳禁の意)です。しかし誰袖には、亡き先代•大文字屋市兵衛(伊藤淳史)の遺言書がありました。
今回はハッキリと画面に見せてくれたので、その文面を読んでみましょう。