兵器が硬貨に。実はさまざまな課題が山積していた戦後日本の貨幣製造の変遷をたどる! (2/4ページ)

Japaaan

アルミニウム製10銭硬貨(Wikipediaより)

新しい硬貨の原材料には、錫とアルミニウムが用いられましたが、造幣局に備蓄されている錫とアルミニウムがいずれ底をつくことが予想されました。

そして激しいインフレーションにより、少額の「銭」を単位とする硬貨が必要なくなってしまいそうになり、錫やアルミニウムにかわる硬貨の原材料が問題となります。

兵器から平和へ

アルミニウムも錫もだめとなると、考えられるのは鉄でしょうか。

しかし、江戸時代の鉄銭でも明らかなように、鉄は錆びやすく、見た目や保存の点から硬貨の材料には適していません。

そこで、次に考えられたのが、薬莢や弾帯という形で軍にたくさん残っていた黄銅(真鍮)でした。

こうして1946(昭和21)年から黄銅製50銭硬貨の製造が始まります。

表面には縁起のよい鳳凰、裏面には稲束・歯車・鍬・鶴嘴・魚があしらわれていました。つまり農業・水産業・工業・建築業が一体となって発展するという願いが表されているのです。

「兵器が硬貨に。実はさまざまな課題が山積していた戦後日本の貨幣製造の変遷をたどる!」のページです。デイリーニュースオンラインは、戦後日本貨幣硬貨戦争経済カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る