推し活に命を懸けた5年間と、感じる「推しとの別れ」……推し活と恋愛は両立できない? (4/4ページ)
今は恋愛しなくても楽しく暮らしているけれど、自分が結婚しなくてもいいかと聞かれれば、正直なところいつかできたらいいなとは思っています。
20〜30代はいいとして、40代以降の自分が、推し活だけの人生に孤独を感じないで済むのかに、自信がありません。オタ友とは、一緒にオタク向けのシェアハウスに引越せばいい、なんて話していましたが、不確定な話だと分かっています。結局、ずっと1人で暮らすことは寂しいので、このままだといつか恋活や婚活をしなくてはいけないのではないかと考えています」
ユメノさんはお姉さんが婚活に難航していることもあり、現在お母さんからは「オタク向けの結婚相談所」への入会を進められているそう。しかし、いくらオタク向けとはいえ、婚活そのものには不安があり、入会金やお見合い代などに、費用が発生することも事実です。今の自分の状況には不安を感じていながらも、生きがいでもある推し活がしづらくなるような出費に、尻込みしてしまっています。
「やっぱり、今の自分にとっては推し活が一番大切だから。一推しだけでなく二推し、三推しの作品の熱が落ち着くまで、まだこのままでいたいと思ってしまいます。というより、今急に推し活を辞めて婚活したところで、リアルの男性に興味を持って、時間をかけて関係を構築していける自信がないです」
ユメノさんのような理由ではないにしろ、将来の自分に不安は感じていながらも、30代を前に、恋愛や結婚に向けて「今すぐに行動に移せるか」と聞かれれば、ためらいを感じてしまう人もいるのではないでしょうか。
推しを愛する暮らしに今満足しているものの、数十年先の自分の生活に不安を感じながら、行動や決断を先延ばしにしてしまっているユメノさん。
あなたはユメノさんの「愛のカタチ」を、どう考えますか?
(取材・文 久留米あぽろ)