結婚後、いつまで妻/夫に恋愛感情が続いた?いつ冷めた?──ロマンチックラブイデオロギー調査(第4報) (1/11ページ)
ロマンチックラブイデオロギー調査報告の4回目。今回から「恋愛結婚」した既婚者へのアンケート結果を分析します。まず「恋愛結婚した後、一般的にどれくらいの期間、配偶者への恋愛感情が持続するのか」を尋ねた結果の紹介です。ずっとラブラブが理想でしょうが、周囲を見ると実際はそうでもなさそうで、不仲で口論の絶えない夫婦、会話のない仮面夫婦も多いです。果たして、結婚時の恋愛感情はどれほど続くのでしょうか?
<調査の趣旨>
結婚生活に不満をもつ人は多いですが、その原因の1つに「恋愛結婚の矛盾」があるかもしれません。
最愛のパートナーと結婚し、ずっと愛を保ち続けることが理想の結婚だとされてきました。しかし、そうだとすると、恋愛感情が冷めてしまったとき、「この結婚は失敗だった?」「別に理想の相手がいたのでは?」といった気持ちにさいなまれることになるでしょう。家族愛に昇華できればよいでしょうが、それが難しいカップルもあります。また、配偶者への恋愛感情がなくなったとしたら、一生、恋愛感情は封印すべきものでしょうか。
「恋愛して結婚し、ずっとパートナーを愛し続けるべき」という結婚観・夫婦観を、家族社会学の分野では「ロマンチックラブイデオロギー」と呼んでいます。研究によると、恋愛と結婚を結び付ける考え方が生まれたのは19世紀くらい、日本で一般的になったのは1960年代くらいからです。それまでの夫婦は共同生活者という側面が強いものでした。
現在、離婚が当たり前になり、婚姻率も低下しています。また、夫婦関係や家族関係も多様化が進む状況です。日本では夫婦間のセックスレスも深刻で、様々な調査でセックスレス夫婦が5割を超えると推計されています。これまでの結婚のカタチが揺らぎをみせているのです。