【べらぼう】で又吉直樹が演じる狂歌四天王・宿屋飯盛 〜遊女名を冠した男の素顔と復活劇 (4/6ページ)
やがて狂歌の冴えで頭角を現すようになり、頭光たちと狂歌サークル「伯楽連(はくらくれん)」を結成しました。
宿屋飯盛の狂歌は『故混馬鹿集(ここんばかしゅう)』などに入選し、やがて蔦屋重三郎と組んで『古今狂歌袋(ここんきょうかぶくろ)』などの狂歌絵本を出版します。
こうした活動を通して狂歌界の権威を確立し、天明末期には狂歌四天王と称されるようになったのでした。
しかし寛政3年(1791年)には冤罪によって狂歌界から遠ざかってしまいます。
国文学に打ち込み、狂歌界へ復帰
しかしこのまま腐ってばかりではありません。
宿屋飯盛は国学者として古典文学の研究に打ち込みました。そして『源註余滴(げんちゅうよてき。源氏物語の注釈書)』や『雅言集覧(がごんしゅうらん。雅語辞典)』にまとめ上げます。
また大田南畝が主宰する和文の会に参加、仲間との交流を通じて切磋琢磨していました。
他にも和文集『都の手ぶり』や、読本『飛騨匠物語(ひだのたくみものがたり)』など、多彩な文芸活動を展開しています。
※政治批判や風刺でなければ自由に表現ができました。
どんな苦境にあっても、いま自分にできることに最善を尽くす姿勢は素晴らしいものですね。