坂本龍馬が愛した幕末最強の女剣士「千葉佐那」龍馬を想い続け生きた知られざる生涯 (2/4ページ)

Japaaan

小柄な体ながら、小太刀の構えには一分の隙もなく、道場では「佐那には勝てぬ」と噂されたそうです。

その実力に、美しい容姿も加わって、「鬼小町」「小千葉小町」との異名がありました。

龍馬との出会い

佐那の人生が静かに変わりはじめたのは、土佐から来た一人の青年との出会いでした。坂本龍馬――。後に「維新の志士」として名を刻むこの若者は、剣術修行のために千葉道場に入門し、佐那と出会います。

そして、ふたりはやがて婚約します。

龍馬が姉に送った手紙には、「馬に乗れ、剣に秀で、琴も絵もたしなむ」と佐那のことを詳しく書いてあります。けれども、ふたりが寄り添いながら歩む未来は訪れませんでした。

龍馬は剣を置き、国の行く末のために奔走するようになります。そして、京都でお龍という女性と出会い、ふたりは夫婦となるのです。

佐那は、何を思ったでしょうか。

記録は、ほとんど残っていません。けれど、彼女が父に仕立てさせた龍馬の紋付きの片袖をずっと手元に置いていたことや、姉の子に「龍太」と名付けたエピソードが残っていることなどから、彼女なりの形で想いを胸に抱いていたことがうかがえます。

明治の世を、黙って生きた

時代が変わり、剣の時代が終わると、佐那は兄とともに京都へ移り、華族女学校で舎監の仕事に就きます。その後は東京・千住に移り、「千葉灸治院」を開業。

剣ではなく、灸の技で人々を癒す道を選びました。彼女なりに、世の中の変化に向き合おうとしたのだと思います。

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