江戸時代のぼったくり駕籠「重た増し」とは?拒否をすれば袋叩き、女性は人身売買の危険も (1/3ページ)
江戸時代も半ばを過ぎると、庶民でも駕籠に乗ることが許されるようになりました。
そこで駕籠屋が生まれ、人々の足として利用されたのですが、当時は必ずしも安全な乗り物ではなかったようです。
中には客から「重た増し(おもたまし)」として酒手をせびる雲助(くもすけ。駕籠人夫)もいました。
この「重た増し」とは、一体何でしょうか。
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庶民の足としても使われていた、江戸時代版タクシー「駕籠(かご)」の歴史 とある駕籠道中にて
客「……おい、何でこんな山の中で止まっちまうんだ。先を急いでくれよ」
雲助A「……お客さん、アンタちょいと重すぎるんだよ」
客「え?」
雲助B「そうだな、この重さで通常料金ってぇのは割に合わねぇ」
雲助A「だから『重た増し』を払って貰うよ」
客「何だって?私はべつに肥ってないぞ!」
雲助B「嫌だってんなら、仕方ねぇ。アンタをここに下ろすまでよ」
※「重た増し」の要求は、たいてい目的地への道中で行われました。
雲助A「もちろん奉行所にも訴え出るぜ。
