京都の花街、知られざる“お茶屋遊び”の世界――舞妓さんにスポットをあて世界を深堀り【前編】 (3/5ページ)

Japaaan

月はおぼろに東山
霞む夜毎のかがり火に
夢もいざよう紅桜
しのぶ思いを振袖に
祇園恋しや だらりの帯よ

夏は河原の夕涼み
白い襟足ぼんぼりに
かくす涙の口紅も
燃えて身を焼く大文字
祇園恋しや だらりの帯よ

鴨の河原の水やせて
咽(むせ)ぶ瀬音に鐘の声
枯れた柳に秋風が
泣くよ今宵も夜もすがら
祇園恋しや だらりの帯よ

雪はしとしと丸窓に
つもる逢瀬(おうせ)の差し向い
灯影(ほかげ)つめたく小夜(さよ)ふけて
もやい枕に川千鳥
祇園恋しや だらりの帯よ
[長田幹彦作詞・佐々紅華作曲]

上記は、京舞四世井上八千代が振り付けを手がけ、祇園を代表する舞踊として有名な『祗園小唄』の歌詞である。ここにも書かれているように、京友禅の美しい着物をまとい、金銀模様のだらりの帯を締めた可憐で美しい舞妓の姿に憧れ、毎年多くの少女たちが花街の門をくぐる。

舞妓さんが締めるだらりの帯(京都五花街)

しかし、憧れだけでは務まらないのが、この花街での仕事である。現在では義務教育があるため、多くの少女は中学校を卒業した15〜16歳で屋形(置屋)に住み込み見習いとなる。そして、そこで“おかあさん”や先輩舞妓から礼儀作法や京言葉を徹底的に教え込まれる。

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