「べらぼう」まさかの”劇中劇”で蔦重の仇討ちを展開!笑いと涙の異例回で、笑顔を取り戻した誰袖 (5/8ページ)
机にかじりつき、人から見たらどうでもよい些末なことにこだわり迷い唸り、夜を明かしてしまう手合いであろう?」
図星を射られて狼狽える京伝。野暮仲間同士、熱く不本意な抱擁を交わすのでした。
腹開きを背開きに……うなぎ屋で仲直り
京伝と仲直りする蔦重。NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」公式サイトより。
世は佐野一色。苦労に苦労を重ねた真面目な旗本が何一つとして報われず、逆恨みから刃傷事件を起こして切腹と、その生涯は何一つ笑えません。
それじゃあ何もかもひっくり返せば笑えるだろう……あたかも鰻を腹開きから背開きにするように。春町先生、美味いことを言いました。
鰻を捌く時に腹から開くのは切腹を連想させて縁起が悪いため、関東では背中から開きます。いっぽう関西では「腹を割って話す」と前向きにとらえたことから、腹開きが好まれたそうです(諸説あり)。
大金持ちの一人息子で甘い汁しか吸ったことのないバカ旦那なら、たまには思いっきり苦い汁を吸わせてもバチは当たるまい……誰もが遠慮なく笑えるバカバカしさを極めることで、かの『江戸生浮気蒲焼』が生まれました。
浮名を流したい仇気屋艶二郎が、財力にモノを言わせて悪戦苦闘。