海軍グルメ「大湊海軍コロッケ」とは?明治の史料を元に伝統的なレシピと定義を紹介 (2/4ページ)
【意訳】ビーフコロッケットの作り方。
材料は牛肉、塩、胡椒、ジャガイモ、パン粉、小麦粉、卵です。
この調理法は前項(フィッシュコロッケット)と同じなので略します。
違いは魚肉の代わりに牛肉を使うこと。牛肉をミンチにしてからフライパンで炒めたものをタネにします。前項との違いはそれだけです。
この時、肉ダネに玉ねぎのみじん切りやちぎったパンなどを少しばかり混ぜるとよいでしょう。
……との事でした。しかし肝心の作り方は前項に記載されているため、そちらも確認します。
大湊海軍コロッケの作り方
五六、フイツシユコロツケツト
(前略)馬鈴薯ヲ「ボイロ」ニシ裏漉ニ掛ケタルモノニテ肉ヲ包ミ適宜ノ形トシ麥粉ヲ付ケ卵ヲ付ケパン粉ヲ付ケテ「フライパン」ニ「ヘツト」ヲ八分目程沸騰セシメ之レヲ煤グベシ煤色ハ茶褐色ヲヨシトス付合ハ「パセリ」「フライポテート」等適ス
※『海軍割烹術参考書』より
【意訳】……ジャガイモをボイルし、裏ごししたもので肉ダネを包み、適当な形(たいてい小判型)に整えます。
それから小麦粉をつけ、卵をつけ、パン粉をつけて揚げましょう。
揚げる時はフライパンに牛脂(ヘット)を八分目ほど入れてこれを加熱し、そこへコロッケを入れます。
揚げ色は茶褐色が好ましく、付け合せはパセリやフライポテト等がよいでしょう。