歌舞伎で風紀が乱れる?江戸時代に歌舞伎や相撲が”危険視”されていた理由【後編】 (1/4ページ)
女相撲に力士くずれ
【前編】では、江戸時代の歌舞伎に対する規制やさまざまな興行について説明しました。
歌舞伎で風紀が乱れる?江戸時代に歌舞伎や相撲が”危険視”されていた理由【前編】本稿では、そうした芸能ジャンルと無頼者との関わりなどについて見ていきましょう。
前編で相撲の話をしましたが、江戸時代には女性力士による女相撲の興行もあり、江戸では女性と盲人の相撲が人気を博しています。
女性力士も体格が立派だったようで、『仕掛人 藤枝梅安』に登場する音羽の半右衛門の妻・おくらが、「まるで女相撲を見るような大女」と紹介されるシーンがあります。
相撲は吉原遊廓・歌舞伎と並ぶ「江戸の三大娯楽」で、活躍すれば江戸のスターとして持てはやされました。
しかし、夢破れて国に戻る力士くずれもおり、それが腕力を買われて博徒の一員になって、賭場の用心棒になったりケンカに駆り出されたりすることもあったようです。
そういえば飯岡助五郎や勢力富五郎など力士出身の著名な博徒も多く、相撲と博徒が紙一重だったのがうかがい知れますね。
