【べらぼう】蝦夷地を追われ…破天荒な父・松前道広に振り回された嫡男・松前章広の20年越しの復帰劇 (3/4ページ)
視聴者に強烈なインパクトを刻みつけた松前道広。ちなみに家臣を鉄砲の的にしたエピソードは創作。NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」公式サイトより。
これが一時のことでありますように……そんな願いも虚しく、幕府は享和元年(1801年)7月21日に蝦夷地支配の永続化を決定します。
武蔵国に与えられた五千石の所領も召し上げられ、代わりに年金3,500両(約3億5千万円)が与えられる事となりました。
かくして松前家は、領主でさえもなくなってしまったのです。
このまま終わってなるものか……とばかり、章広は父の伝手を活かして、猛烈な復帰運動を開始しました。
一橋治済や老中の水野忠成らに対し、猛烈な賄賂攻勢を展開したのです。
その甲斐あってか文化4年(1807年)、陸奥国伊達郡梁川(福島県)に九千石を拝領しますが、まだ大名(一万石以上)には届きません。
ちなみに同じ年、父の道広がこれまでの放埒三昧により、永蟄居(無期限謹慎)を命じられてしまいました。身から出た錆でしょうか。
それからしばらく経った文政4年(1821年)、20年以上の歳月を越えて、松前家が父祖伝来の蝦夷地復帰を許されたのです。
