『べらぼう』胸が震えた名シーン…決意を固めた“同じ成り上がり”の田沼意次と蔦重の覚悟を考察【前編】 (7/7ページ)
最後の最後まで、この世をどうしたら面白くできるかと政を考えていた田沼意次。「べらぼう」で描かれた人物像は、自分は「成り上がり」という気持ちもあったのか、身分に分け隔てなく話を聞き、自分のせいで周囲を巻き込むまいと配慮をする…そんな人間味ある人物に描かれていました。
実際『田沼意次遺訓』という文書には、「きちんと武芸に励んでいれば、余裕があったら遊んでもかまわない」「百姓や町人に無慈悲なことをすな」などと書いてあったそうです。
作品によって人物像が異なる意次ですが、べらぼうでは、その人柄が偲ばれるこの文書をもとに、ドラマのような人物像を構築していったのかななどと想像しました。
【後編】では、腹を括った蔦重がチーム蔦重のクリエーターたちにその思いを伝え、気持ちが一丸なった流れを考察します。
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