【べらぼう】寛政の改革で絶版処分に!唐来参和(山口森広)作『天下一面鏡梅鉢』とはどんな作品だった? (2/5ページ)
唐来参和『天下一面鏡梅鉢』より、佐渡金山が噴火して、金銀が全国各地に降り注ぐ様子。
一、佐渡の金山が噴火して、日本じゅうに金銀が三日三晩も降り注ぎました。
一、金銀を蓄えた人々の暮らしは豊かになり、みんな大歓喜のあまり、定めた以上の年貢を進んで納めるようになります。
一、ネズミや盗人がいなくなり、誰も戸締まりをしなくなりました。むしろ戸なんか邪魔だと取っぱらいました。
一、あまりにも世の中が豊かになり、道端の乞食さえも錦を着たり、蒔絵の漆器で食事をしたり。
一、周の武王(古代中国大陸の名君)にならい、人々は新宿や品川で牛や馬を放し飼いにしました。
一、人々は譲り合いの精神を身につけ、往来で道を譲り合います。しかし譲り合いが過ぎて、渋滞が起こることもしばしば。
一、武芸を好んだ道真公にならい、相撲興行よりも剣術興行が流行り始めました。