【べらぼう】蔦重が定信へ挑んだ次なる一手…山東京伝(北尾政演)の黄表紙『奇事中洲話』に込められた思い (3/6ページ)
山東京伝『奇事中洲話』より、高尾と八重桐の痴話喧嘩(声は梅川と忠兵衛)を聞いて、捕らえようとする八右衛門たち。
花袖の生霊「あんた、私と言う女がありながら!」
忠兵衛の生霊「誤解だ!むしろお前の方こそ……」
傍から見ると高尾と八重蔵が喧嘩をしているようですが、忠兵衛と花袖の声をたよりに、やって来たのが八右衛門。
忠兵衛たちが江戸で暮らしているのが気に入らないと、わざわざ大坂から追ってきたのでした。
「この声は間違いなく忠兵衛でさ。お役人様、不届き者を引っ立てて下せぇ!」
果たして一気呵成に捕らえて見れば、そこにいるのは高尾と八重蔵。
化けてしまえば逃げられたはずなのに、生霊が絡みついていたので逃げられなかったのです。
