【べらぼう】蔦重が定信へ挑んだ次なる一手…山東京伝(北尾政演)の黄表紙『奇事中洲話』に込められた思い (6/6ページ)

Japaaan

雉も鳴かずば撃たれまい。定信も、余計な規制をしなければ、批判されることもあるまいに……そんな思いで名づけたのかも知れません。

しかし定信はこれを絶版処分に。定信にして見れば「雉も鳴かずば撃たれまい……余計な風刺などするから、返り討ちにされて世話がないな!」とでも思ったでしょうか。

あるいは撃たれることなど百も承知で、あえて鳴いて心意気を見せたとも考えられます。

終わりに

その後も蔦重らはお上の弾圧に抵抗を続けますが、いかんせん公権力が相手、分の悪さは否めませんでした。

果たしてNHK大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」では、蔦重晩年の苦闘が、どのように描かれるのでしょうか。

心して見守り、応援していきたいですね!

※関連記事:

【べらぼう】恋川春町の破滅のきっかけ『鸚鵡返文武二道』は実際どんな物語なのか?蔦重の運命も暗転

【べらぼう】寛政の改革で絶版処分に!唐来参和(山口森広)作『天下一面鏡梅鉢』とはどんな作品だった?

※参考文献:

小池正胤ら編『江戸の戯作絵本 2』ちくま学芸文庫、2024年2月

日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan

「【べらぼう】蔦重が定信へ挑んだ次なる一手…山東京伝(北尾政演)の黄表紙『奇事中洲話』に込められた思い」のページです。デイリーニュースオンラインは、奇事中洲話戯作黄表紙山東京伝べらぼうカルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る