江戸の長屋トイレは年収130万!紙くずから糞尿まで再利用・活用していた驚くべき循環システム (2/4ページ)
こうした回収業者は現代でいう清掃業者の役割も担っており、そのため江戸の町にはゴミがほとんどなかったといいます。
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なんでもとことん再利用!江戸時代は超ニッチなリサイクル業者がたくさんまた、ゴミがほとんどなかったのはもうひとつの理由があります。江戸の町は現代のような消費社会ではなく、衣服から家財道具に至るまで庶民はほとんどレンタルで賄っていたのです。
江戸には損料屋というレンタル業者の走りのような店があり、庶民に重宝されていました。
損料屋では布団や蚊帳、宴会用の食器など、ありとあらゆるものを借りることができました。
当時の庶民が住んでいた長屋の部屋は6畳程度で家財道具を置く余裕もなく、火事も頻繁に起きたので、「買う」のではなく「借りる」のは合理的な選択だったのです。
トイレが「金の生る木」!?数ある江戸のリサイクルの中でも、人間の排泄物(糞尿)の回収再利用システムは特に画期的でした。
排泄物は、発酵させると下肥という質のよい肥料になります。そのため、江戸近郊の農民たちは排泄物を汲み上げて買い取っていました。
都市と近郊農村の間で、回収と利用の循環システムが完成されていたのです。
