2026年の旅行トレンド「読書リトリート」とは? 大分・湯布院で文学に触れる旅 (6/13ページ)

2階の一番奥、廊下の左側にある部屋(上写真)は、太宰がパビナール中毒のために入院した自身の実体験をもとにした小説『HUMAN LOST』(『人間失格』の原型)を書いた部屋です。入院とその間に愛する人の裏切りを知り、生涯最も辛く過酷な実生活を送ったとされています。

ほかにも2階には太宰治の作品名にちなんだ名前がつけられた部屋がいくつもあるので、ぜひ足を運んでみてください。階段を上がった正面にあるのは、『富嶽百景』に登場する“便所”で、太宰はそこで衝撃の事実(妻の過ち)を知らされ途方にくれたとか……。

文豪に思いを馳せぼんやり思考にふけるもよし。居心地の良い読書空間でゆっくり過ごすもよし。日常から離れられる碧雲荘は、読書リトリートにぴったりの場所です。