「べらぼう」身上半減の実際、ていの儒学バトル、鬼平爆誕!など史実を元に10月12日放送の内容解説 (5/8ページ)
小人が中庸に反するは小人にして忌憚(きたん)なきなり」
【意訳】まともな人間はバランス感覚を保ち、くだらん人間は極端な行動に出る。そういう輩は恥を知らないゆえに極端な行動に出るのだ。
一度許したにもかかわらず、性懲りもなく好色本を出した蔦重を許せば、どうせ三度四度と罪を重ねるだろう。そんな者を許し続ける理由がどこにある?とのことでした。
そこへおていさんは切り出します。
てい「義を見てせざるは勇なきなり」
今回の出版は、女郎たちの窮状を世に広め、親孝行のために身を売った彼女たちを救う義によって行動を起こした勇に他なりません。
たとえ独善的な面があったにせよ、不遇な孝女を助ける義勇の振る舞いに対して、儒の道にかなうお裁きをお願いしたい……そんなおていさんの姿が視聴者の胸を打ちました。
世にも奇妙な身上半減
あえて身上半減の蔦重を笑いに来た大田南畝。ここから蔦重の再起が始まる。NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」公式サイトより。
劇中では全財産のキッチリ半分を没収されていましたが、実はこういう刑罰は類を見なかったと言います。