法事での食事をなぜ「お斎(おとき)」と呼ぶ?御霊供膳を下げてから食べる…仏教的には正解です (2/4ページ)
精進料理は、殺生を避けて食欲という煩悩を避けるために生まれた料理。精進は、僧侶がひたすらに仏道に励むことを指します。
野菜や粗食で煩悩を避けるという行為なので、「この品目であれば精進料理」という決まりはないのです。現代人もそうですが、それだけ獣のお肉というのは、一度口にすると美味で抗えないものだったのでしょう。
現代は法事でいただく「お斎」は、肉や魚も供されることもありますが、普段頂いている命を省みて感謝する場であるといえます。
ちなみに僧侶がいただく料理は、法事で供される献立とはちょっと違います。
基本的構成動物性食品や五葷(にんにく・ねぎ・玉ねぎ・ニラ・らっきょう)を避け、旬の野菜・豆製品・海藻などを使います。
基本は「五菜一汁」で構成されます。
ご飯(親椀) 汁物(汁椀) 煮物(平椀) 和え物(壺椀) 香の物(高杯)曹洞宗・臨済宗(禅宗系)
禅宗では、整然とした配置が思想を反映しています。
浄土真宗
基本的に御霊供膳は供えない。
毎朝「仏飯器」にご飯のみを供える。
墓前やご霊前に、御霊供膳を捧げることもありますが、こちらも精進料理に内容がかぶります。