『べらぼう』裏切り連発のどん底回…大切な期待や夢を失った蔦重・歌麿・定信の心情を考察【前編】 (5/7ページ)

Japaaan

定信失脚に大喜びして、あっさり裏切ってました。こんなシーンも現代とリンクしていると思います。

NHK大河「べらぼう」公式サイトより

蔦重を待ち受けていた歌麿の“裏切り”

定信と時を同じくして、突然の予期せぬ歌麿の「裏切り」でどん底に落ちたのは蔦重も同じでした。もともとは、鈍感な蔦重が歌麿の気持ちを踏みにじる行動をしたのが原因。

蔦重は歌麿の絵師として義理の弟として大切にしていたのですが、歌麿はそれ以上の想いを胸に秘めていたので、噛み合わない部分はありました。

西村屋(西村まさ彦)が歌麿に告げたように、蔦重は歌麿を「付き合いが長いからいいように利用している」つもりはありませんが、確かに付き合いが長いゆえの“甘え”はありました。本心で、実の弟と思っているゆえの“甘え”です。

けれど、歌麿の心の中で、蔦重への不満が膨らんでいたタイミングだったので、西村屋の言葉が水に落とした一滴の墨が広がるように、不満・疑念が広がってしまったのでしょう。

そして、吉原で妓楼主たちと昔話をしていた時、蔦重が、以前『青楼名君』を作る際、歌麿に絵を依頼するも諸事情で撤回した件を覚えていたことを驚く歌麿。
「忘れるはずねえだろ、あんな申し訳ねえこと」という蔦重の言葉に、歌麿の表情がふっと和らぎましたね。

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