“真の被害者”とは?誤解だらけな「ノルマントン号事件」日本とイギリスの間で翻弄された悲劇の船長【後編】 (3/4ページ)
教科書によく出る『メンザレ号の救助』(Wikipediaより)
ビゴーという漫画家は保守的な人物で、日本が条約改正を要求していることに反対していました。
それで先の裁判の経緯を見て、「イギリスがノルマントン号事件の対応に失敗したせいで日本人が条約改正しろと騒いでいる」という考え方を持っていたそうです(ちなみにビゴーはれっきとした親日家でした)。
それで彼は、日本での条約改正騒ぎの発端となったドレーク船長をネタに、メンザレ号の沈没事故の風刺画に登場させてみたのです。
正直なところ、ではメンザレ号の沈没事故にドレーク船長が登場したら何が「風刺」になるのか、またどういった点が漫画として面白いのか、などはよく分かりませんが……。