「べらぼう」大崎に“死”の宣告…なぜ計画を見破った?ラスボス・一橋治済の狂気に満ちた展開を考察【後編】 (7/9ページ)
人通りの多い場所であえて大崎に「死」の宣告をする
祭り見学を満喫し動こうとしない治済に痺れを切らした大崎は、「浄瑠璃小屋へ早く行きましょう。人が少なくなっては目立ってしまいます。」と急かします。
のんびりした口調で「大崎。ひとつ気づいたことがあってなあ〜」と切り出す治済。怖いですねえ。「あの石橋(『一人遣傀儡石橋』のこと)、あれは『越中(松平定信)の字』だ。」と言います。筆跡でばれていたのですね。
「気がつかなかった」と誤魔化す大崎ですが、「ゆえに、浄瑠璃小屋でかくまっているのというのは、源内ではあるまい」と、治済は帰ろうとしました。
「せっかく、ここまで来たのですし」と引き止める大崎に「それもそうだなあ」といい「これを食してから行こう」と、先ほどもらった饅頭を大崎の口元に持っていき「そ・な・た・が・な」。まるでホラー映画のようでしたね。
毒といえば大崎。こういうケースも想定し、腹を括って出向いた気もします。
治済は、衆人環視の中で、なぜあえて毒饅頭を食べさせようとしたのでしょうか。治済は傀儡師。