ペリー提督、なんと1億円超の豪華日本料理にケチつける!黒船来航の接待で始まった食文化交流とは? (2/4ページ)
この時の献立は、瓦版『武州横浜於応接所饗応之図』に詳しく記録されています。
そのメニューは鯛の尾頭付き膳をはじめ、吸物、刺身、蒲鉾、伊達巻、車海老、鶏卵など、山海の珍味が並びました。
この料亭・百川の百川茂右衛門が請け負ったこの料理は、総額二千両、現在の価値で約1億5,000万円という破格の費用でした。
ちょっと目を疑う数字ですが、ちゃんと記録も残っています。
一人前の料理は90品目に及び、食器は総計5万器を使用。一人当たり三両、現代換算で約30万円という豪華さです。
それがアメリカ側の300人、 それを接待する日本側の役人 200人、合計500人分が用意されたのですからこの金額になるのも無理はありません。
返礼に舌つづみ鯛料理だけでも数十種類が用意され、素材の鮮度と品質には徹底的にこだわりました。
しかし、ペリーの日記には「分量が少なく獣肉がなく粗末」という不満が記されています。当時の日本では肉食の習慣がなかったため、アメリカ人には物足りなく感じられたのでしょう。