迷った時はこう覚える!雨の擬態語「ぽつぽつ・ぱらぱら・しとしと・ざあざあ」の使い分けを解説 (4/4ページ)
「ぱらぱら」
傘を差したほうがよさそうな雨です。気づくと少し濡れてきます。
「しとしと」
傘はあったほうが安心です。弱いのに、じわじわ濡れていきます。
「ざあざあ」
傘は必須です。移動するだけでも一苦労になります。
雨の日に「どれくらい降ってる?」と聞かれたとき、たった四文字で状況が伝わるのは、日本語の面白いところです。こうした言葉は「オノマトペ」と呼ばれます。
オノマトペは、音や様子を、音の感じで表す言葉のことです。これは日本語だけのものではなく、世界中の言語にあります。ただ、日本語はとくに種類が多く、音のない状態や気持ちまで表せるのが特徴です。
雨は同じように降っているようで、実は一瞬ごとに表情が違います。「ぽつぽつ」「ぱらぱら」「しとしと」「ざあざあ」⋯。
言葉を選ぶたびに、空の様子が少しだけ輪郭を持って見えてきます。次に雨が降ったら、スマホを見る前に一度だけ耳を澄ませて、どの雨か心の中で名づけてみてください。たった四文字の違いを意識することで、いつもの帰り道がちょっとだけ楽しくなるかも知れません
参考文献
田守育啓『オノマトペ 擬音・擬態語をたのしむ』(2002 岩波書店) 小野正弘『日本語オノマトペ辞典』(2007 小学館)日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan