庶民の味方“遠山の金さん”は悪名高き「天保の改革」執行者!幕府衰退の遠因となった悪政の実態 (3/4ページ)

Japaaan


参考記事: 江戸の治安を支えたレジェンド〜史実で読む『遠山の金さん』が遺した“庶民を守る裁き”【後編】

治安の悪化と物価高騰

さらに人返しの法は、江戸に出稼ぎに来ていた農民を強制的に故郷へ帰すものでした。

しかし、そもそも彼らは貧困ゆえに江戸へ出稼ぎに来ていたのであり、彼を帰農させても何の意味もありませんし、帰農は不可能だったのです。

結果、江戸周辺には無宿人や浪人・博徒が増え、治安が悪化しました。幕府は関八州取締役を増員して対応しようとしましたが、追いつきませんでした。

株仲間の解散も大きな失敗です。水野忠邦は、物価高騰の原因を株仲間による流通の独占だと考えて株仲間を解散させ、新興商人の自由取引を認めました。

水野忠邦の墓(Wikipediaより)

しかし、実際の物資不足の主因は別でした。

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