『豊臣兄弟!』あれは不穏な伏線!?藤吉郎に容赦ない稽古をつけた城戸小左衛門の正体と今後の展開 (6/8ページ)

Japaaan

しかし藤吉郎は彼らを美酒や御馳走でもてなし、3日間のうち2日間も、呑めや唄えやのどんちゃん騒ぎを繰り広げます。こんなことで大丈夫なのでしょうか。

そして3日目の訓練最終日。藤吉郎はようやく足軽たちに槍を持たせ、藤吉郎は足軽たちに以下を伝えました。

一、槍は三間(約5.4メートル)のものを使い、なるべく長く持ってリーチを稼ぐ。

一、個人ごとに戦おうとせず、号令に合わせてみんな一斉に敵を攻撃する。

一、敵の装備を奪ったり、敵を生捕ったりした者には相応の褒美を与える。

「麦打ち!」で敵の頭を叩き、「稲刈り!」で敵の向こう脛を払う。シンプルな戦術と、みんなで力を合わせて戦う一体感。そして褒美が約束されたことで、大いに士気が高まりました。

一方の主水と言えば、槍術師範の職がかかっているため必死です。訓練期間の三日ずっと、朝から晩まで足軽たちをしごき倒します。

しかし槍術など一朝一夕に覚えられるものではなく、出来なければ殴られたり怒鳴られたり、足軽たちは心身共に消耗しきってしまいました。

足軽たちにしてみれば、勝っても何かが得られる訳ではなく、負けたところで何かのリスクがある訳でもありません。そこへ藤吉郎の足軽たちから八百長(報酬は褒美の半分)を持ちかけられたら、応じない訳はないでしょう。

かくて迎えた試合当日。にわか仕込みの槍術しか教わっていない主水の足軽たちは、統率のとれた藤吉郎の足軽たちに追い立てられる結果となりました。

主水は九尺(約1.8メートル)の槍を両手で構えるため、リーチが1メートルくらいしかありません。これに対して藤吉郎は三間(約5.4メートル)の長鎗を目いっぱい長く持たせたため、稼いだリーチは4メートルほど。

主水の足軽たちは攻撃が届く距離まで近づけず、藤吉郎の「麦打ち!」「稲刈り!」を前に、打ちのめされてしまいます。

「槍は突くものであり、叩いたり払ったりなどするとは卑怯千万!」主水は怒り狂いますが、藤吉郎は涼しい顔で答えました。

「勝たねば殺されるのが戦場というもの。殺された者が『卑怯だ』と言ったところで、負け犬の遠吠えでしかありませぬ。

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