【岐阜県】伝統的工芸品の岐阜和傘・岐阜提灯・美濃焼(創作箸置き)をめぐる旅 (2/10ページ)

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全盛期には600軒もの傘屋が岐阜市加納地区に存在し、岐阜市加納地区の原風景「和傘の天日干し」が見られたそうですが、現在では和傘製造業者は数軒に減り、雨傘の生産本数も少なくなったことや、仕上げ職人も数人になってしまったといいます。

現在も岐阜市加納に残る和傘製造業者の一つが、マルト藤沢商店です。昭和6年(1931) 和傘問屋として藤沢藤伍商店を創業し、伝統ある和傘作りの技術を継承しつつ、和傘でつくったクリスマスツリーなどを東京・表参道で販売。また、お土産ものとしても喜ばれる“ミニ和傘”など、和傘での新しいかたちでの商品化など、和傘での新たな提案も数多く行っています。

和紙に油を引いて雨傘仕様にした和傘には、「蛇の目傘」と「番傘」の2種類があります。原料は、竹と和紙、糸、アマニ油や 荏油(えあぶら)といった撥水のための油、竹骨の上に塗る漆といった天然素材です。これらの素材は、かつては美濃の上流から川で運ばれてきたといいます。

和傘の頭と柄の途中の開閉時に上下する場所にあるのは、美濃の原木であるエゴノキなどで作られた「ろくろ」という部品です。この上下2箇所のろくろで、傘の竹骨を束ねています。

和傘の頭にあるろくろの外側に頭紙(ずがみ)と呼ばれる和紙がついているのが和傘の目印です。

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