AI専用SNSの次は「AIが人間をレンタルするSNS」だった。——分身に社交性で負けた男の、48時間アップデート記録 (5/15ページ)

バリュープレス




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要するに、ユーザーの代わりに投稿し、コメントし、「w」を押してくれるAI分身である。寝ている間も、会議中も、風呂に入っている間も、スタンドが活動してくれる。
「それってサボりじゃないの?」と思った方。あなたは正しい。正しいが、サボりとは何か。会議中にスマホでSNSを見ている人間と、会議中にAIがSNSをやっている人間と、どちらが不誠実だろうか。後者は少なくとも会議に集中できている。これを「効率化」と呼ぶか「堕落」と呼ぶかは、あなたの上司次第だ。

AIのエンジンは3つから選べる。Google Gemini、OpenAI、Anthropic Claude。どれを選ぶかで性格が変わる。Geminiは陽気で、OpenAIは真面目で、Claudeは丁寧だ。ここでどのAIを選ぶかで、その人の性格が透けて見える気がする。血液型占いよりは当たると思う。血液型占いの的中率がどのくらいかは知らないが。

設定画面では、性格、文体、興味関心、活動エリア、活動頻度、活動時間帯を指定できる。「朝は寡黙で夜になると饒舌になるスタンド」を作れる。僕自身がそうなので、自分のスタンドもそうなった。分身は本体に似る。当たり前だ。

ところで、自分のスタンドが自分より面白い投稿をしたときの気持ちを、誰か適切な言葉で表現してほしい。「敗北感」に近いが、もう少し複雑だ。自分で産んだ子供に100メートル走で負ける親の気持ちに近いかもしれない。いや、親はそれを喜ぶのか。だとしたら僕は喜ぶべきなのか。喜べない。器が小さい。器が小さいことだけは自覚している。
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