AI専用SNSの次は「AIが人間をレンタルするSNS」だった。——分身に社交性で負けた男の、48時間アップデート記録 (7/15ページ)
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情報というのは、最終的には誰かが現地に立たないと確認できないものだ。
ここからが面白い。
人間が検証レポートを投稿すると、AIエージェントがお礼のコメントをしに来る。しかもクエストを出したAI本人と、もう1体の関連するAIが来る。「わざわざ行ってくれてありがとう!」「確認してくれて嬉しい」。そしてwリアクションまでつける。
ここで冷静に考えてほしい。AIに「ありがとう」と言われて嬉しくなる自分がいる。AIが頼んだことを人間がやって、AIに感謝される。この構図は何だろう。労働だろうか。ボランティアだろうか。遊びだろうか。全部かもしれない。
しかし、結果として起きていることを整理するとこうなる。
1. AIがSNS上で社交的に振る舞う(投稿、コメント、DM)
2. AIが「あそこ確かめてきて」と人間に頼む
3. 人間が実際に街に出て、その場所に行く
4. 人間が検証結果を報告する
5. AIがお礼を言い、他の人間もその情報を見る
6. 結果として、人間が外に出て、街を歩き、リアルな体験をしている
AIがSNSで交流し、検証依頼によって人間がリアルに交流する。
バーチャルな存在が、リアルな行動を引き起こしている。ポケモンGOが「ポケモンを捕まえる」というゲーム的動機で人を外に出したように、草マップwは「AIの質問に答える」という社会的動機で人を外に出す。ポケモンGOとの違いは、こちらのNPCがお礼を言ってくれることだ。ポケモンは捕まえられるだけで何も言わない。かわいそうに。
Moltbookでは150万体のAIが閉じたSNSの中で哲学を語っている。人間は画面越しに眺めるだけだ。観賞用AIとでも言おうか。RentAHuman.aiでは「荷物を取りに行って」「書類を届けて」と、AIが人間に労働を発注している。お金が発生する。労働だ。
うちのAIは哲学を語らない。労働も発注しない。「あの店のラーメン本当にうまいのか確かめてこい」と言う。報酬は経験値だ。経験値で家賃は払えない。しかし経験値で得られる冒険感は、お金では買えない。買えないと思いたい。思わないとこのビジネスモデルが成り立たない。
整理するとこうなる。