「恋愛心中」では終われない太宰治の最期…自死の決定打になった“最後の一押し”とは (4/4ページ)

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立川市内を流れる玉川上水(Wikipediaより)

その直後に入水が起きていることから、税務署からの圧力が太宰の精神を限界まで追い詰めた可能性は高いといえます。

こうして全体を見渡すと、太宰治の死は単なる恋愛心中ではなく、健康悪化、精神疲弊、複雑な女性関係、そして税務署からの巨額請求という複数の要因が重なった末の悲劇だったと読み取れます。

太宰治の最期は文学的なロマンではなく、現実の重圧に押しつぶされた人間の姿そのものでした。

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実は盗用。太宰治文学のキャッチフレーズ「生まれて、すみません」を考えたのは太宰治ではない

参考資料:
堀江宏樹『日本史 不適切にもほどがある話』三笠書房、2024年

画像:Wikipedia

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