子どもがいる夫婦は、出産後の性生活とどう向き合っているのか|セックスレス“じゃない”夫婦の実態調査 第3報(最終報告) (5/8ページ)
このように、出産後の性生活は、多くの年代で減少が優勢である一方、若年層では増加と減少が拮抗しており、必ずしも一方向に変化するものではないことが分かります。出産という出来事が性生活に与える影響は、夫婦の年齢や生活環境によってその現れ方が異なっていると考えられるでしょう。
では、子どもがいながらセックスレス“じゃない”本調査の対象者たちは、出産後、どのようにして性行為を再開したのでしょうか。時間の経過とともに自然に戻ったのか、それとも何らかの工夫や話し合いがあったのか。次に、出産後の再開のプロセスについて整理していきます。
3. 出産後どのように性行為を再開したのか?
子どものいるセックスレス“じゃない”夫婦が、出産後にどのような形で性行為を再開したのかを年代別に見ていきます。
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まず全体として目立つのは、「自然な流れで再開した」という回答が各年代で最も高い水準にある点です。20代で32.3%、30代で33.6%、40代で38.0%、50代では41.1%と、年代が上がるにつれてやや高まる傾向も見られます。多くの夫婦が意識的な段取りよりも、時間の経過の中で自然に再開しているケースが少なくないことが分かります。
また、「再開しやすいタイミングを工夫した」は各年代でおおむね4人に1人前後と大きな差はなく、子どもが寝た後など生活リズムの中で機会を見つける工夫は、世代を問わず共通していることが分かります。
一方で、年代差が比較的はっきり表れているのは、「不安や気持ちを会話で共有した」や「家事や育児の負担を調整して負荷を減らした」といった項目です。