「人生100年×生成AI」時代の人材戦略とは? 第一生命CISOが明かす人材育成の成功のカギ (3/4ページ)
さらに、若手とベテランを組み合わせた協働モデルを制度化し、AIをチームの一員としてマネジメントする力を育てる必要性を提起。高齢層が第一線を退いた後も「Wisdom in the Loop(知恵の循環)」として関わり続ける仕組みを構築することで、世代を超えた価値創出が可能になると締めくくった。
「人材の再設計(AI×グローバル×VUCA)」をテーマとしたパネルディスカッションでは、Llion Jones氏(Sakana AI株式会社 共同創業者 兼 CTO)が、Sakana AI創業時のエピソードを披露した。日本で会社を立ち上げると投資家に伝えた際、「AI人材はシリコンバレーに集まっているのではないか」「日本で本当に優秀な人材を確保できるのか」と懸念の声が上がったという。
しかしJones氏は「私たちは日本でやると決めていた。投資するなら、日本に資金を送ってほしい」と方針を曲げなかった。その結果、これまで日本に投資実績のなかった米国の大手投資家も資金を拠出。海外マネーが日本に流れ込む新たな道を開いた形だ。「人材がいないという見方は誤りだった。実際には優秀な研究者は日本にいる」と語り、日本発AI企業の可能性に自信を示した。