2024年紅麹事案 「プベルル酸の根拠不明」紅麹と紅麹サプリメントの歴史研究解説③ 自社サイト掲載のお知らせ (2/5ページ)

バリュープレス


三共はプラバスタチン(メバロチン®)を商業化し、米メルク社も同族体lovastatinを1987年に「メバコーン®」として世界初の処方スタチンとして発売した。現在、世界では毎日約4000万人がスタチンを服用しており、虚血性心疾患・脳卒中の予防に確立された有効性が認められている。遠藤先生はラスカー賞(2008年)、ガードナー国際賞(2017年)ほか多数の国際的栄誉を受賞した。
【遠藤章先生の発見の意義】
● 1973年に青カビからコンパクチン(メバスタチン)を発見、1979年に紅麹からモナコリンKを単離
● HMG-CoA還元酵素阻害という新しい薬理作用機序を世界に示した
● 特許は三共株式会社が保有、プラバスタチン(メバロチン®)として商業化
● スタチン系薬剤は現在、毎日世界で約4000万人が服用する心血管疾患治療の基盤
● ラスカー賞(2008年)、ガードナー国際賞(2017年)ほか多数の国際的栄誉を受賞

2.アメリカにおける「暗黒の時代」——紅麹サプリメントとFDA規制
モナコリンKが薬理活性を持つことが明らかになると、アメリカでは紅麹サプリメントが規制当局(FDA)の目に「医薬品の有効成分(lovastatin)を含む未承認医薬品」として映るようになった。この構図が具体化したのが、1997〜2001年のCholestin事件である。
米国Pharmanex社の「Cholestin」(紅麹主原料)に対し、FDAは1998年5月20日付け行政決定(Public Docket No. 97P-0441)でlovastatinと同一の活性成分を含む「未承認新薬」と認定した。Pharmanex社は提訴し、1999年2月に連邦地裁(ユタ州)がFDA処分を違法と判断してPharmanex側が勝訴した。しかし2000年7月、第10巡回区控訴審が地裁判決を破棄してFDA側を支持し、差し戻し審においても2001年3月にFDA勝訴が確定した。Pharmanex社はCholestin米国販売を停止した。
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