小林製薬紅麹事件研究解説 最初に問うべきはモナコリンKへの曝露量ではないか ─プベルル酸一元論に先立ち、スタチン様物質の過剰曝露・薬物相互作用を検証すべし (4/6ページ)

バリュープレス



以上3点の事実が示すこと:


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM4NzA5MSMzNzM3MDcjMzczNzA3X2Q0MTcwMDE0OTU0ZDdjYmJhZmMyODc4M2FmZmNjMjNhLnBuZw.png ]

※ 小林製薬中央研究所のラット試験はN=3と小規模であり、ヒトへの直接外挿には限界がある。しかしだからこそ、ヒトを対象とした曝露量の実測が事件後直ちに行われるべきであった。それが行われていない点が問題の核心の一つである。
2 朝日新聞が報じた健康被害の実態
朝日新聞(2026年4月28日付)の報道によれば、小林製薬の紅麹サプリ関連として医療機関を受診した事例(2026年4月26日時点)は3,402件に上り、うち「腎関連疾患のみ」が2,240件、「それ以外」が1,162件存在する。受診者の3割以上が腎疾患以外の症状を訴えており、心臓への影響(薬物性心筋症疑い)を含む深刻な事例も報告されている。
紹介された50代女性の事例(動悸・息切れ、薬物性心筋症疑い、骨折を伴う転倒、就労困難)は、モナコリンK過剰摂取またはモナコリンKとCYP3A4阻害薬・食品との薬物相互作用によって十分に説明可能である。スタチン系薬の既知の副作用として、横紋筋融解症、ミオパシー、肝機能障害、そして薬物性心筋症が報告されていることは、医薬品分野では常識である。
3 「プベルル酸一元論」が見落とすもの
国および小林製薬は、「腎障害の原因はプベルル酸」という枠組みで調査・補償を進めている。しかし当社が一連の情報公開請求で明らかにした通り、プベルル酸を原因物質と同定した行政記録は5機関すべてで不存在とされており(プレスリリース㊶参照)、その科学的根拠自体が問われている。
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