「関の山」は山じゃなかった!「高嶺の花」「玉の輿」も意外すぎる言葉の由来 (1/5ページ)
普段なにげなく使っている言葉ほど、由来を知ると驚かされるものです。
たとえば「関の山」。
今では「せいぜいその程度」という意味で使われますが、実はもともと、かなり立派なものを指す言葉だったといわれています。
しかも「関」は山の名前ではなく、三重県の宿場町「関宿」のこと。「山」も自然の山ではなく、祭りに登場する山車のことでした。
今回は、「関の山」「高嶺の花」「玉の輿」など、身近な言葉の意外な由来を紹介します。
関の山の「関」ってなに?「あのチームはせいぜい準決勝くらいが関の山だ」「僕のテストの点数は60点が関の山だ」なんて、ちょっと否定的な言葉と捉えている人も多いですが、本来は最上級の誉め言葉だと知っていましたか?
しかも「自然の山」の名前ではなく、三重県「関宿」の夏祭りに出てくる「山(やま)」(山車〈だし〉のこと)が語源なんです。
三重県亀山市にある「関宿」は、江戸時代に東海道の宿場町として非常に栄えた場所。忍者の里として有名な伊賀・甲賀に隣接した地で要所となっていました。
ここで毎年行われる八坂神社祭礼祇園会に出る山車が非常に豪華で、金箔や彫刻が施されてそれ以上の贅沢はできない、と言われたことから、「そこが頂点である」という意味で「関の山」という言葉が生まれたとされます。
また、関宿の古い町並みは道幅が狭く、巨大な山車が通ると家々の軒先をかすめるほどだったため、「限度いっぱい」という意味になったという一説もあります。
いずれにしても江戸時代には「これ以上ないほど素晴らしい」という誉め称える意味でしたが、現代では「頑張ってもせいぜいその程度」という、自嘲気味に使われることが多くなってしまいました。勿体ないですね。