「それ、年齢のせいじゃないかも」“もの忘れ展”で知るアルツハイマー病のサイン (4/4ページ)
短時間で多くの名前を思い出すこの問いでは、思考のスピードや柔軟性、言葉を引き出す力が試されると言います。記憶の中から情報を引き出し、次々と関連する言葉を思い浮かべる…こうした働きも前頭葉が担っているそう。
「これは思考の速度や柔軟性を見るものです。記憶をもとに、どれだけスムーズに言葉を引き出せるかがポイントになります」
このように、日常の何気ない行動の中でも、私たちは複数の脳の機能を使っています。
これらの体験は診断を目的としたものではありませんが、「どのような機能が影響を受けるのか」を知る手がかりになります。普段は意識することのない脳の働きを可視化することで、アルツハイマー病への理解がより深まる内容となっていました。
会場内には、『アルツハイム921号室』のほか、“アルツハイマー病とは?”、"アルツハイマー病になったらどうすればいい?”など項目別にわかりやすく説明を掲載したパネルや、『アルツハイム921号室』を見て、“これ、あるある!”と感じたところにシールを貼るアンケートパネル(※ちなみに一番多かった項目は“増え続ける調味料”)など、アルツハイマー病について理解を深める展示が行われていました。アルツハイマー病への知識を深め、もの忘れを加齢のせいだと決めつけずに、早期に専門医に受診することももちろんですが、何よりも大切なのは家族などの周りの人に気付きだそう。
「あれ?アルツハイマー病の初期症状にちょっと当てはまるのでは?」と感じたら、受診を勧めてみるのもいいかもしれないですね。