「それ、年齢のせいじゃないかも」“もの忘れ展”で知るアルツハイマー病のサイン (2/4ページ)

ウーマンアプス

外出や人付き合いが減る、身だしなみに無頓着になるなど、意欲の低下が見られることも初期のサインとされています。

「アルツハイマー病では、記憶だけでなく前頭葉の機能も低下していきます。その影響で、これまで当たり前にできていた行動がうまくいかなくなることがあります」

展示で見えた“日常の違和感”

会場では、こうした変化が日常生活の中でどのように現れるのかを再現した展示『アルツハイム921号室』も行われていました。
たとえば、冷蔵庫の中には同じ調味料がいくつも並んでいます。

「本来であれば、すでにあることを覚えているはずですが、それを忘れてしまい、同じものを繰り返し買ってしまう。これは記憶の問題が表れている可能性があります」

また、冷蔵庫の中に財布が入っていたり、冷凍すべきものが冷蔵室に入っていたりと、物の扱いに違和感が見られるケースも紹介されていました。

さらに印象的だったのが、部屋の中に同じ花がいくつも飾られている展示です。

「同じものを繰り返し購入してしまうのは、先ほどの調味料と同じ現象です。配置や全体のバランスを考える力も影響を受けています」

そして、壁一面に貼られた大量のメモ。
一見すると“忘れないための工夫”のように見えますが、メモが増えすぎることで、かえって何をすべきか分からなくなってしまうケースもあるといいます。
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